つかずはなれず・つかれずはなす雑記ライフワークである短歌制作と付かず離れず、疲れず話す日々の雑記

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長文なのもお約束 00:00
今年も『相棒』が始まった。宮崎は6日遅れの放送で今週で4話目。2クールあるから冬の間のお楽しみといったところ。
いざ新作を観だしたら次第に週1のスパンがもどかしくなってきて、近頃は去年買った旧作のDVDまで引っ張り出して観ている。今ではすっかりキャラが確立している各面々も、初期の頃はまだ設定にぶれがあってその比較も見物だ。

それで観ながらふと思ったのだけど、警察の持つ捜査権って、考えれば当然のことではあるのだが、絶大だよなと。
警察手帳を見せて名乗れば、よほどのことがない限りはどこへでも立ち入れるし、聞き込みにしても皆応じる。
例えば相棒のふたりは、捜査一課の抱える事件に勝手に首を突っ込んで独自に行動しているが、事件関係者は彼等が担当刑事かどうかの前に「警察の人」とわかった時点で素直に情報を提供するし、犯人ですら渋い顔をしつつも最終的には自滅へ至るヒントをくれたりする(これはまぁお約束) 求められれば必ず応じざるを得ない、という状況は、対警察以外ではなかなかないんじゃなかろうか。

ただ、フィクションの世界に限って言えば、主人公でありさえすれば素人でも警察並みの捜査権がまかり通ったりするから面白い。ミステリ小説しかり、2時間サスペンスしかり。そこでは主人公の職業は一切不問だ。探偵は言わずもがな、消防士でも葬儀屋でも、タクシードライバーでもいい。学生や主婦であっても本人がやると言えば誰も止められない、もはや何でもアリの世界といえる。もし甘枝がその世界の住人だったら、今頃は歌人探偵として 『さみだれ歌会殺人事件 〜二十年ぶりに催された歌会で参加者が殺された!? お題に沿って次々と起こる不審な死。31文字に秘められた哀しみの殺意とは…』 なんて具合に、都合良く起きた事件に進んで巻き込まれていることだろう。何ならシリーズ化もOKだ。

けれども、ここで気になるのは、いくらフィクションでも素人の力だけで事件が解決するわきゃないだろう、という点。
確かに彼等も相当尽力してはいる。ドラマや小説中での彼等の行動力といったら、はっきり言って本職以上じゃないの? とすら思う。たいてい自分は第三者で、事件も他人事っちゃ他人事だろうに、ひとつ気になったら新幹線や飛行機でパーッとゆかりの地へ飛んじゃうんだもんね。あれはすごい。すごいと思う反面、費用や仕事は大丈夫なのかと心配にもなる。
また、関係者への聞き込み能力も相当に高い。相棒の場合は直接の担当じゃなくても事件を捜査しているのには違いないし、何より刑事だからわかるが、素人さんで見ず知らずの人のもとへどんどん訪ねていくなんて、セールスマンも真っ青の度胸。逆に言えば、それに応じる関係者も関係者だ。中には聞かれてもないのに出てきて「お隣さんなら引っ越しましたよ」と教えてくれる人さえいる(そういう人が出て来ない場合は、ドアノブをひねると開いていて、たいてい中で死んでる)

つまりそういった並はずれた行動力こそが彼等の最大の武器といえるのだが、それでも彼等だけで掴める情報には限りがある。そこで、作中ではそんな彼等の不足を補うべく、必ず警察関係の協力者が登場することになっている。素人相手に捜査上の秘密を簡単に漏らしてしまうこの協力者こそ、実は最もありえない存在なのだけど、そこはどの作品でも暗黙のお約束となっているため突っ込みだしたらキリがない。それよりもむしろ注目すべきは、主人公とどう絡んでくるか、その関係性。そこにどのような工夫があるかで、ありえない設定も少しは「そういうことなら仕方ない… かな?」と錯覚させられる。警察のサポートを受けてまで活躍する主人公に少しは説得力が出てくるというか。

例えば、入っちゃ行けない所に潜り込んでるのを捜査員に見つかった時。最初はもちろんこっぴどく怒られるが、途中で協力者Aが現れ、おそらく上司のその捜査員にそっと耳打ちする。「実はその、この方はこれこれこういう方でして…」 それを聞いて態度豹変、もしくは苦い顔をしながらも受け入れざるを得ない上司。こんな場面があると、観ているこっちも「ならしょうがないか」と少しは思える。そのためには「これこれこういう方」の中身が強力であればあるほどいい。主人公と協力者Aの関係が最初の事件をきっかけに知り合っただけのパターンだとこれはかなり苦しい。身内が警察関係者、でもまだ苦しい。では主人公がずば抜けた推理能力を持っていて、警察の方から密かに捜査協力を依頼されていた場合はどうか? この場合は過去の実績によるだろう。ちなみに甘枝がこれまで素人探偵系の話で最も意表を突かれたのは、かたせ梨乃主演の2時間サスペンス『奥様は警視総監』。CMでしか観ていないのだが、タイトルだけでも充分ネタばれである。観た瞬間「警視総監じゃ〜 仕方あるめぇ!」と茶を吹きそうになった。まさに「これこれこういう方」の真骨頂。今回気になって調べたら、正しくは元警視総監らしい。ほんのりトーンダウン。

しかしこうやって書いてみると、ドラマでも本でも受け手としてずいぶんたくさんのお約束を受け入れているものだなと思う。その点では視聴者や読者こそが最も主人公に好意的な協力者と言えるのかもしれない。小説だと東野圭吾の『名探偵の掟』がそういったお約束を逆手にとって茶化しているが、他は… 筒井康隆あたりでないのかな、定番のお約束がことごとくあっさりと覆される話。あったら読んでみたい。すごく面白そう。
まぁいずれにしろ、こういうツッコミはフィクションだからこそ安心して楽しめるというもの。それは素人探偵の推理も同様だ。現実の事件を素人が安楽椅子探偵気取りで勘ぐっちゃいけない。いや、勘ぐるのは自由だが少なくとも公言で断定はまずいよなと。今日見たばかりの若手女優活動休止のニュースより思う。昔から餅は餅屋にというではないか。事件は刑事に、崖はなぎさに、そして名家ののぞき見は、大沢家政婦紹介所の家政婦にでも任せておけばよい。
| - | comments(0) | trackbacks(0) | posted by 甘枝りり
出戻り上等!! 00:00
長らくごぶさたしてました。帰ってきた甘枝 Part …… ナンボ?
前科が多すぎてもはや確認する勇気もないけれど、経験上またいつ停まるやもしれないし、ここはひとつ堂々と居直って、いざ。

さて、まずはこの場を借りて友人知人の皆様へお知らせ。
不肖甘枝、今年は喪中につき年賀状を出せません。あしからずご了承をば。

というのも、去る3月26日の夕方、父方の祖母が亡くなったからで。
今回久々に日記を書くにあたって、これまた久々にHPを開いたのだけど、なんとはなしにBBSへの自分の最後の書き込み日時を見てギョッとした。まさにその祖母が亡くなった日の、亡くなるほんの十数時間前のものだったからだ。
今回見るまで全然気付かなかった。祖母は夕方突然の急変で逝ってしまったから、あの時点ではまだ至って普通の日常を過ごしていたんだな、と投稿を見て思う。

そういうわけで、我が家はその日から夏の初盆まで折々の行事にあたふたと追われていたのだが、それ以外にも甘枝の育ての親といって過言でない身内が重い病気に罹ったり、GWには甘枝のライフラインといって過言でないMacが壊れてしまったりで、実にまったく散々な日々を送ってきた。

そうそう、Mac。これ壊れてから既に半年以上経つが、いまだ修理に出せていない。
宮崎にはApple Storeがなく、また修理を請け負ってくれる家電店もないのでどこか近県の担当に送らねばならないのだが、壊れた時は身内の病気のことでそれどころじゃなかったからずっと放置していた。
メールだけちょっと引っ掛かったが、どのみち今のアタシにゃ〜スパムくらいしかこんやろ、とひどく捨て鉢な気分で。
なので万一これまでにメールを送ってくれたという奇特な方がいたら非常に申し訳ない。ホント、ごめんなさいぃぃ。。
今はだいぶ立ち直ったのでそろそろ修理をと思っているが、仕事の関係で年明けにずれ込むかも。
御用の方はお手数ですが携帯宛か、mixiメール、HPのBBS、ないしは電話、電報、伝書鳩などなどでお願いします。

ま、暗い話はこれくらいにして、その他近況を。
とはいえ、たいした話はないのだけど、長く甘枝業から離れていたせいでフラストレーションもMaxとなり、また一から歌を詠むためにまずは何か刺激を、ということで、たまたま近場の美術館に来ていた『アルフォンス・ミュシャ展』へ行ってきた。
ミュシャに深い思いはなかったが、いつか訪れてみたい国・チェコ出身の画家だというのと、あとやっぱり美術館自体が持つあの雰囲気。あれに触れたくて。ホテルでもホールでもだが、何故か昔から気密性が高くて無音の場所、というのにすごく弱い。そういう場所に行くだけでうっとりしてしまう。何だろこれ。もしや甘枝の前世は防音カーペットだったのだろうか。
とりわけ美術館や博物館は、先の条件に加え空気がひんやりしているのがなお良い。最高。 で、行く。

行ってみると、甘枝がちょうど400人目の来場者だったらしく、受付の人が小さく拍手をしてくれた。
そして「記念品があります」と引き留めるので、慌てて周囲を見渡す。贈呈の瞬間をテレビカメラが狙ってるのではと思ったからだ。しかし心配しなくても、カメラはおろか見物人さえひとっつもなかった。さすがは400人目、半端なキリ番だけある。

肝心のミュシャはというと、普通の画家かと思いきや、広告の仕事を主にしていた人のようで、ジャンルも舞台ポスターから自転車屋の看板、ビールの広告、あげくにはブルガリアの紙幣までと幅広く、見ていて飽きなかった。
記念品のポスターをもらい、ハガキなども購入して、帰りにはすっかり「明日からワイは絵や、絵で行くんや!」の気分に(間違いなく本末転倒) ちょっと昔の感覚に戻れた気がした一日だった(というよりバックトゥザ・おバカかもしれない)

最後に、我が愛猫ノーチの近影を。謎の虚無僧として行脚されている様子を収めた、珍しい一枚です。


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ニューイヤームード再び 23:58
休みの前の晩ということで、ゆうべは夜更かしをして録画していた『THE有頂天ホテル』を観た。
大晦日のお話だけに、観終わった後また新年を迎えたような気になって、なんだか正月が二度来た気分。

観ている間は話の筋を追いながらも脇の登場人物チェックに忙しく、一瞬しか出ないような役でも「あ、『新選組!』の尾形だ」「今のは尾関?」「出た、新見先生」(組!関係のホテルマン多し。隊士からの集団転職か?)といった具合でなかなか目が離せず。
もちろんメインキャストの面々にもそれぞれ充分惹きつけられた。松たか子はやっぱり芸達者だなぁと思ったし、佐藤浩市も去り際の台詞がカッコ良すぎてシビレた。角野卓造に至っては、終盤の大暴走が今でも時折ふと思い出されてその都度吹き出してしまう。あの人はたぶん、ホテル・アバンティにおいてもある意味その年のマンオブザイヤーとなったのではないか。
それから、これはちょっと感傷的な見方なのだけど、梶原善(演歌歌手・徳川のマネージャー)、近藤芳正(耳デカな息子)、相島一之(ホテルマン/新見先生)、阿南健治(垂れ幕業者)といった、三谷作品では東京サンシャインボーイズの頃からお馴染みの顔が揃うと、そこに伊藤俊人の姿がないのがなんとも残念で仕方ない。もし彼が健在だったら、張り合う二人の副支配人(役所広司と生瀬勝久)の間で翻弄される実務係、なんてのを実に上手く演じていたんじゃなかろうか。 ‥‥いや、きっとホントは裏の方で胃を痛めながらトラブル処理にあたったり、仲間に愚痴をこぼしてたりするんだよね。画面に映ってないだけで。 そう思うようにしよう。

以上、観ていない方にはさっぱりわからないであろう書き方で申し訳ないが、感想まで。
この作品を劇場で観た人は大正解だねぇ。大勢で観るとより楽しいでしょう、これは。

今日は急な仕事が入って午後まで職場、その後は文具と今年のカレンダーを買いに文房具屋や無印をうろうろ。
文具はノートとメモ帳、ペンを購入。これは短歌の創作用。初心に返って励むべく全て新しくした。これがなくちゃぁ始まらない。家に帰って早速ノートを開き、最初のページにまずは名前を書く。これは初代のノートが歌号を付ける作業から始まっていることに由来するもので、それ以降も「甘枝りりになる」という入魂の思いを込めて代々書いている。
が、しかし、今回は大きく「甘枝りり」と書ききったところでハッと気づいた。これって、これだけ見たら‥‥ デスノートに見えやしないだろうか? いくらフィクションのお話とはいえ、一度でもそう思うとどうにも不安になる。都市伝説で「本当にあったんだって」「甘枝とか辛枝とかなんとかいう人らしいよ」などとまことしやかに噂される図が浮かんだ。なので慌てて「甘枝りり のネタ帳」と付け足してみた。もともとけして人に見られたくない部類のノートではあるが、これで決定的に見られてはならぬものとなった。ネタ帳て‥‥ 誰に説明する必要もないのに自らわざわざ書くって‥‥

一方カレンダーの方は、壁に掛けてからまずしたのが自分の誕生日が今年は何曜日かという確認。おっ、今年は金曜日か! 曜日を確認したところで何になるのか毎年自分で疑問に思うが、それでも毎年アホの一つ覚えのようにやってしまう。このまま生涯にわたってアホで終わるのか? それも癪なので、ここはいつか誕生日の曜日が重要となる日がやってきて、その日のために長い長い伏線が張られているものと信じたい。信じさせて。

今日はいろんな意味で改めて新年の始まりを実感した日だった。あとは進むのみ。ショウマストゴーオン!
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2006総括その3(完結) 00:47
舞台
ここまできて改めて、去年は本当に芸術的なイベントと無縁だったのだなあとしみじみ思う。以前は欠かさず観ていたイッセーさんの一人芝居も全然観られていない。ただ、イッセーさんと言えば、秋、葬式関連で取り込んでいたちょうどその時に、広島での公演を観た直後の友人から電話が入ったことがあった。昔からのイッセー観劇仲間として、この興奮を何としても伝えたい!と、そんな一心でかけてくれたらしい。が、一方こちらはというと、取込みも取込みの最中である。たまたまその時の故人は甘枝の世代からすると遠縁に近いような人で、実際ほとんど面識もなかったため、個人的には話を聞きたい気持ちが強かったのだが、いかんせん周りが悲しみに満ち過ぎている。そこで友人には状況を伝え、感想はまた後日となったのだが、さすがに舞台を観た直後だけあって友人の口調には端々に爆笑の気配が感じられ、電話を切った後もその空気だけがこちらへ残ってしまった。確かに最近はごぶさた続きだが、甘枝だってイッセーさんのことを知らないわけではない。今回はどんなネタをやったのだろう、あれはやったのか、それともあのシリーズの続編か、若者は、女性は、楽器ネタは? そういえばっ!あんなネタもありましたなぁ!
‥‥‥ハッと我に返り、ヤバい!と思った。いつの間にか頭の中がネタの総集編でいっぱいになっているではないか! 笑いの導火線は今や点火寸前だった。しかし甘枝ももういい大人。今この場で自分がどう身を処すべきかぐらい心得ている。自分に贈る言葉はふたつだけ。汝、耐えよ。そして汝、けして茶を口に含むことなかれ。 故人を悼む気持ちはちゃんとあるのに、なぜそれと笑いが両立できるのか皆目わからないが、とにかくイッセーさんのすごさを思い知った一件だった。

で、結局何も観ていないのかというとひとつだけあって、地元で活躍中の劇団夢のミュージカル『クリスマスプレゼント 〜新米サンタが行く〜』。長年芝居をやっている友達が客演で出るというので観に行った。舞台上の友を観るのは高校の時以来で、なんだか非常に、感無量。ストーリーもラストがなかなか粋でいい脚本だった。


ざっと本棚を見渡すと、去年の甘枝が本に求めていたのは痛快さや愉快さ、爽快感だったように思われる。そういう本ばかり好んで選んでいたようだ。少ないのは恋愛がテーマの本。ほとんどない。女性作家が書いた本もほとんどない。作家の新規開拓で大収穫だったのは、荻原浩。なんというか、久々に「早く刊行済みの作品を全部読んでしまいたいッ! でもそうすると新作まで待ち遠しいからもったいないッ!」と思える人に出会った気がする。最初に読んだ『コールドゲーム』が貴志祐介の『黒い家』並みにスリリングで、その次に読んだ『噂』もなんか我孫子武丸の怖いの(タイトル書くのも怖い)を思わせる作品だったので、この人はホラーとかミステリ系の人なんだなとばかり思っていたら、三冊目の『神様からひと言』がまるで違うタッチだったのでびっくりしてしまった。いろいろ読んだ現在からすると最初の二冊の方がちょっと異色だったのかもと思う。人情物も書くし職業物も書くしでけっこうオールマイティな人のよう。ハマってしばらくの頃は本を集めるのにも出版社がややマイナーだったりで苦労したが、ある時急に本屋で荻原浩フェアをやりだして、なぜ?と思ったら渡辺謙主演の映画『明日の記憶』の原作が彼で、ということだったらしい。全然知らなかったのでまたびっくり。あとちなみに映像化された作品ではドラマになった『僕たちの戦争』(森山未来が神演技!)もあり。本当にいろいろ書いている。特にお気に入りは『ハード・ボイルド・エッグ』『誘拐ラプソディ』『メリーゴーランド』。
他にはつい最近ハマりだした人として伊坂幸太郎。『陽気なギャングが地球を回す』(これも映画になったんだっけ)『アヒルと鴨のコインロッカー』を読み終え、次は『重力ピエロ』を読む予定。

マイブーム
食べ物に関していえば、去年ほどカレーを食べた年もないと思う。きっかけは夏の一時期に体重がぐんと減ってしまい、こりゃ滋養をつけなきゃとてもじゃないが宮崎の夏は乗り切れん!と悟ったこと。また、身内が大変な時に自分が病気になったらどもこもならん!というのもあった。どんなに疲れて食べる気がしない時でも食欲を刺激して、かつスタミナがつくもの。そんな万能食を求めてパスタや丼もの、鍋などいろいろ試してみたが、それら食べ物の中で、どんなシチュエーションでも百発百中という素晴らしき成果を挙げたのがカレーだった。やっぱり強い。ダントツ。 というわけで、それからは疲れたなと思ったらカレー、で過ごしてきた。自宅で調理する体力があれば無印のカレーセットなど買ってきてグリーンカレーやチキンカレーを作り、自炊の気力もない日は作り置きの冷凍か、買い置きのレトルト。レトルトも昔は安いものを買っていたが、それだとどうも味が面白くないので去年は少々高くてもいいから美味しいの、変わってるのを求めた。例えばS&Bの『一度は食べたいあの店の〜』シリーズ。あの店の〜 の後にはそれぞれ欧風ビーフカレー、インド風カレー、タイ風グリーンカレー、湘南ドライカレーと続く。いわゆる名店シリーズだ。ごはん付で330円なり。これは今のところ甘枝の中でレトルトの最高峰。できれば本店のもそれぞれ食べてみたいものだ。

あとはサラダと野菜スープにも凝った。飲み物では黒豆イソフラボン入りのカフェオレ。これは卵巣の調子やホルモンバランスを整えるため。飲食関係以外では、月の満ち欠けに関心を持ってそのリズムに着目するようになった。注意して見てみると、満月の晩には必ずノーチが普段になく興奮して騒いでいたり、それから去年あった三件の不幸で、故人が皆干潮や大潮の時刻に亡くなっているのがわかったりと、何かと神秘的というか、見えない自然の力のようなものを感じ取れて興味深い。 ブームとしてはそれくらいだろうか。

以上、2006年の総括として。今年はこれの各トピックス分くらいの量をコンスタントに書ければ万々歳かな。
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2006総括その2 00:00
家族
身内の騒動もあり、去年は自ずと自分の家や家族についても考えさせられる年となった。ある時、各方面の病人の手助けに奔走していた母が過労で倒れたことがあって、二日ほどで復活したのだが母なりに思うことがあったのだろう、初めて家のことに関するもろもろの引継ぎ事項を伝えてきた。甘枝も甘枝なりに一人っ子ということで、子供の頃から両親の面倒は自分がみるのだという自覚は持っていたけれど、さすがにその先のことまでは考えたくないというか、蓋をして逃げているようなところがあったので、これには胸を突かれた。しかしこの一件を経て、結果的に親子の絆がより深まったのも確か(そこで先に書いた『親孝行したい時に〜』につながる) 

ただ、ひとつだけ残念だったのは、その数日後、家で二時間サスペンスを観ている時、母から電話があって「こないだの話、今ふと気になったんだけど、アンタ、いろいろ置き場所がわかったからって、勝手に家の権利書とか持ち出したらいかんよ」と釘をさされたこと。なぜ突然、そんなことを? 答えはすぐにわかった。甘枝はそれとなく母がいま同じドラマを観ていることを突き止め、確信を得てからこう返した。「さいわい私には華道家元の親はいないし、また私がその跡目を狙う傲慢な次女だということもない。一番弟子とも秘かに通じたりはしていないので安心してもらいたい」 すると母は高らかに笑いながら「なら良し!」と電話を切ったが、そんなの当たり前じゃないかと言いたい。だいいち、その傲慢な次女って、権利書を持ち出したはいいがすぐに犯人に見破られ、さっき崖から突き落とされとったやん。変なとこにだけ着目しないで頂きたい。そんな暇があったら進んで捜査に協力している長女の怪しさに気づくべきではないか。二番弟子もありゃあ多分庇ってるぞ。
‥‥‥ま、そんなことはどうでもいいのだが、元気になればなったでこんな調子の母、この人に付いていけるのはやはり父と甘枝くらいしかいないだろう。とりわけ毎日一緒にいる父には健闘(?)を祈るばかりである。

仕事
おそらく去年一年の総時間量の半分を費やしたもの。残り半分弱が家のことで、そのまた余りが自分の時間。事業の拡大に自分の力量が追いつかず、家でも仕事のことを考えることが多かったため、オンとオフの区別に終始悩まされた。また街中でも日々携帯を片手に忙しく歩き回っていたので、こんなに颯爽と歩いていたらソフトバンクのCMのキャメロン・ディアスに間違われるんじゃないかと危惧したりもしたが、いざショーウィンドウに映る自分を見ると、キャメロンというよりは駐車禁止を恐れてひた走る宇宙人ジョーンズにそっくりで愕然とした。どうりでこの星の八代亜紀は泣けるわけだ。今年はオンオフの境い目にBOSSでも飲んでみようかな。


旅というか、県外への遠出は夏に出張で横浜へ行ったのが唯一。横浜では昼間食事のついでにお願いして中国茶のお店へ寄ってもらった。名前は忘れたが青茶の美味しいのを頂き、帰りに売店で暴飲暴食に効くという「暴暴茶」の茶葉を購入。宮崎に戻って飲んだらこれがまたえらく美味しかった。もう無いのでまた買いに行かねば。

そして夜は、現地在住の104さんに時間を作ってもらって数年ぶりの再会を果たした。早速中華街を案内してもらうことになったのだが、神の悪戯か、なぜか行った先々で珍事件が続出。しかしそこはミステリ同好の士、持ち前の推理力で数々の謎に挑み、ありとあらゆるトンデモ説を検証しあった。中でも最高に我々の頭を悩ませた事件はというと、食事をしに入った中華料理店で出されたメニューに「田鶏(カエル)はじめました」と書いてあった件。かき氷やおでんをはじめましたというのは聞いたことがあるが、カエルとは? 素人ならここで安直に「頼んでみればわかる」とでも言うのだろうが、我々はその点、迷推理にかけてはプロ中のプロである。すぐにこれは何かの暗号だと察知した。そこまで頭が回ればもう、頼む必要などまったくない。もしここでうっかり挑戦に乗ろうものでもしたら、逆に足元をすくわれる危険すらある(カエルが出てくるなど) こーんなベタな誘い文句につられる私たちじゃないもんねーーー!! 我々は舌を出して気障に笑い、さっきから震えの止まらない指で急ぎページをめくった。 中国四千年の歴史、恐るべし。

あと県内では県北二箇所を新規開拓し、これでUターンして以来、全市町村の半分を制覇した感じ。今年もできるだけ未開の地を訪れて既知のものとしたい。宮崎もけっこう広いものだ。 

ノーチ
ノーチも去年は受難の年だったと言えよう。膀胱炎や尿路結石(正しくはその手前の結晶)に悩まされ、病院通いが多かった。餌も病院処方の療法食に完全移行し、これで少しは痩せるかなと思ったが、それごときではヘコタれへん!のがノーチ。それなりにガツガツ食べるあたり、辻本清美も真っ青のガッツである。腹回りも相変わらずでっぷりしているので、うちを訪れた母が思わず「アンタ、いざという時は自分でインスリン打てよ」と、糖尿病のHowToを伝授するほど。いちおう毎日運動はさせているのだが、部屋の間取りを考えるともっと広いところへ引っ越す方がいいのかもしれない。今年はちょっと真剣に検討してみようかな。
ま、何はともあれ依然として我が家の王様であるのには変わりなく、このまま元気でいてくれれば何も言うことはない。あとは留守時に電話でも取ってくれれば最高だ。モールス信号でいいから。

次で終わり。終わらせます。。
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